(読書感想)自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方 ちきりん
自分自身の時間を作る為、生産性を意識したいと思いましたので、読んでみました。
事例を基に、理解しやすいように書かれているのですが、個別事例を汎用的に言い換えする能力がないのでしょうか。
良書なのですが、備忘としては内容が薄くなりました。
きちんと理解したい人はきちんと書籍購入して読んで下さい。
徐勝 忙しすぎる人たち
リーマン、ワーキングママ、フリーランス、起業家、4人の異なる働き方をする人たちを事例に忙しく働く現実の事例が書かれています。
忙し過ぎるという問題の本質
1、長時間働く事によって、問題を解決しようしている。
2、全ての事をやるべき事と考え、全部やろうとしている。なにもかも完ぺきにやろうしている。
3、不安感が強すぎて、NOと言えなくなっている
4、とにかく頑張るという思考停止モードに入ってしまっている
1章 高生産性シフトの衝撃
忙しい本質的な問題、それは生産性が低すぎること。
生産性とは時間やお金など有限で貴重な資源と手に入れたいもの=成果の比率
これからの時代の判断基準は生産性という判断軸で評価することが重要
生産性が上がると生産性の低い人たちはどうなるのか、お金をあげるから働かないで、という視点からベーシックインカムを提示しています。
大事なことは日々生産性を意識して、生産性を高める方法をトライアンドエラーで身につけていくこと。
第2章 よくある誤解
高生産性でも、全力投球型とメリハリ型があり、普通の人はメリハリ型を目指してもいい。
今、自分が手に入れたいものを手にするための、もっとも生産性の高い方法はなんなのか?問い続けることで、生産性を高める。
他の人を犠牲にして自分の生産性を上げるのは間違い、正しい生産性の上げ方は、資源を今より有効活用し、得られる成果、価値の送料を増やす。
第3章 どんな仕事が無くなるの!?
労働市場での評価を上げることを意識して働くと、生産性を上げることが自分の課題になる。
機械に任せても大きく生産性が変わらない仕事は淘汰されにくい。
生産性が低いままだとAIに代替される。
第4章 インプットを理解する 希少資源になろう。
お金と時間は見える化しよう。
お金と時間は最大限に活用しよう。
時間の価値が非常に大きいと考る人は、どう付加価値を付ければ自分の貴重な時間が高く売れるか、お金については使う額を減らすのでなく、出来るだけ有効に使う方が有益。
お金と時間以外の希少資源を考える、健康状態など。
第5章 アウトプットを理解する 欲しいものを明確にしよう
手に入れたい価値は具体的に言語化する必要がある。
豊かな生活とは、希少な資源を最大限に活用し、自分が欲しいものを出来る限り手に入れる、生産性の高い生活のこと。
第6章 生産性の高め方① まずは働く時間を減らそう
インプット出来る資源は有限、インプットを変えず、もしくは減らしてアウトプットを増やす方法
を考えるべき。
インプット時間を制限する方法
1、1日の労働時間を制限する
2、業務毎の投入時間を決める
3、忙しくなる前に休暇の予定を立てる
4、余裕時間をたくさん確保しておく
5、仕事以外のこともスケジュールに書き込む
第7章 生産性の高め方② 全部やる必要はありません
インプットを減らすのと有効なのが、すべてをやろうとしないこと。
外注や分業、IT化は生産性を上げる有効な手段
最初に最も重要な仕事に時間を使う
最初にやらないと決めて、その後、やらなくていい方法を考える。
頑張り続けるのでなく、ここは自分が頑張るべき分野だろうかと考え、厳選することが重要
時間も家計をつけてみる。
第8章 高生産性社会に生きる意味
高生産性シフトが経済成長の新たな源泉に
毎日、2キロ離れた井戸に水汲み行く、発展途上国の子供を頑張って偉いと褒めるより、蛇口をひねると水がでる環境を整えるべきと考える方がまとも。
終章 それぞれの新しい人生
リーマン、ワーキングママ、フリーランス、起業家それぞれが生産性を意識し、より良い人生にシフトして行く実例として描かれてます。
生産性を上げようと真剣に取り組むと
いつのまにか成長出来ていること
やりたいことと、そうでない事が明確に区別出来るようになること
自分の希少資源の使い方に関して、他人の目を気にしなくなる。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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